013 Egretta Sacra II vol.1 :ショートショート台本006  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

P-6 秘密の花園 2

  ■概要
主要人数:5人
時間:

■ジャンル
ボイスドラマ、中世、シリアス、ファンタジー

■キャスト
カミーユ(男、30歳、従僕)
ヘイリー(女、18歳、メイド)
リュシアン(男、23歳、執事)
エリーズ(女、23歳、メイド長)
クリス(男、14歳、幽霊)


タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
P-6      

秘密の花園 2

001

クリス

(目を輝かせて)
「ねぇ・・知ってた?執事のリュシアンってさ、実は、フットマンのカミーユのことが気になっているんだよね」

カミーユ、ヘイリー、

002

クリス

(楽しそうに)
「でもさ、カミーユはいたってノーマルな上に鈍感だから、そんなリュシアンの気持ちには全く気付いていない」

リュシアン、エリーズ、クリス

003

クリス

(目を輝かせて)
「それどころか、どうやら、ハウスメイドのヘイリーと、こっそり、つきあっているみたい!さーて、どうなることやら・・・」

TIME:

004

  (カミーユとヘイリーが手をつないで、後ろを気にしながら走ってきて)
 

005

カミーユ

(息を切らしながら)
「はあ・・はあ・・ここまでくれば大丈夫!」

 

006

ヘイリー

(息を切らしながら)
「そうね・・ここなら、きっと見つからないわ・・・それより、手・・・」

 

007

カミーユ

(焦って、手を離して、両手をあげて)
「ああ!!ごめん!!」

 

008

ヘイリー

(照れたように後ろを向いて)
「ううん、いいんだけど・・」

 

009

カミーユ

(頭を下げながら)
「それより、さっきは、ごめん、ヘイリー」

 

010

ヘイリー

(驚いて振り返って)
「え?・・・ああ、気にしないで!それより、大丈夫だった?」

 

011

カミーユ

(肩をすくめて)
「ああ・・平気だよ。今日のリュシアンは本当に虫のいどころが悪いみたいで・・」

 

012

ヘイリー

(微笑んで)
「仕方ないわ。忙しいんだもの」

 

013

カミーユ

(優しく)
「でも、こうしてキミの笑顔を見ていると救われるよ」

 

014

ヘイリー

(カミーユを見つめて)
「カミーユ・・」

 

015

カミーユ

(ヘイリーに近付いて、抱きしめようとして)
「ヘイリー・・・」

 

016

  (二人が話している最中に、リュシアンがカフェカウンターの陰から徐々に、不機嫌そうな姿を見せる)
 

017

リュシアン

(眉間にしわをよせ、メガネに手をあて、首をふりながら)
「またですか・・」

 

018

カミーユ

(焦って)
「リュ、リュシアン!?」

 

019

ヘイリー

(驚いたように)
「リュシアンさん!?」

 

020

リュシアン

(つかつかと、二人に近寄って)
「こっちは、こんなに忙しいっていうのに!!・・・ヘイリー、あの庭師のバカ・・あ、いや・・アレクにバラを頼んだのはあなたでしょう!?玄関口で騒いでいましたよ!」

 

021

ヘイリー

(口に手をあて、思いだしたように)
「あ、いけない!!!」

 

022

リュシアン

(怒ったように)
「さっさと行きなさい!」

 

023

ヘイリー

(慌てて返事をして、バックヤード方面に立ち去る)
「は、はいっ!!!失礼致します!」

 

024

リュシアン

(怒ったように)
「全く、あなたは・・・何を考えているんですか!?」

 

025

カミーユ

(うなだれて)
「すみません・・・すぐに持ち場に戻ります・・」

 

026

 

(二人が話している最中に、今度はエリーズが柱の陰からのぞいている)

 

027

リュシアン

(慌てて呼び止めて)
「ああ!!待ちなさい、カミーユ!!」

 

028

カミーユ

(振り返って)
「はい?」

 

029

リュシアン

(カミーユに近付きネクタイをなおして)
「ほら、ネクタイが曲がっています。エグレッタの使用人たるもの、身だしなみはきちんとしなくては・・・」

 

030

カミーユ

(ネクタイをなおしてもらいながら)
「すみません」

 

031

リュシアン

(カミーユを見上げて)
「カミーユ・・・私は・・・私は、あなたのことが・・・」

 

032

エリーズ

(わざとらしく咳ばらいをして)
「ゴホ、ゴホン!!」

 

033

カミーユ

(驚いたように)
「エリーズ!?」

 

034

リュシアン

(驚いたように)
「エリーズ!?」

 

035

エリーズ

(意地悪そうに)
「カミーユ、入口でスヴェンがあなたのことを探していたわよ」

 

036

カミーユ

(焦って、バックヤード方面に立ち去りながら)
「ああ、忘れていた!ありがとう!」

 

037

リュシアン

(慌てて追いかけるように)
「あ・・・カミーユ・・・!!」

 

038

エリーズ

(一緒にを強調して、腕を組んでつれていくように)
「リュシアン様は、マルグリート様がお呼びですわ。わたくしと一緒に参りましょう!」

 

039

リュシアン

(無理矢理連れていかれそうになって)
「ちょ、ちょっと・・!!カミーユ・・・!!」

 

040

エリーズ

(上機嫌でリュシアンをひっぱって)
「さあさあ、遅れてはいけませんわ。参りましょう♪」

 

041

リュシアン

(エリーズに連行されながら)
「ちょ、エリーズ!!・・・カミーユ・・・!!」

 
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