013 Egretta Sacra II vol.1 :ショートショート台本009  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

P-9 情熱至上主義

  ■概要
主要人数:3人
時間:

■ジャンル
ボイスドラマ、中世、シリアス、ファンタジー

■キャスト
マックス(男、24歳、女主人・マルグリートの恋人)
リュシアン(男、23歳、執事)
クリス(男、14歳、幽霊)


タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
P-9      

情熱至上主義

001

クリス

(楽しそうに)
「あそこにいるのはエグレッタの有能執事様じゃないか!相変わらず、不機嫌そうな顔して・・フフ・・」

マックスリュシアン

002

クリス

(呆れたように)
「リュシアンって、何を考えているのか、本当、謎だよねぇ・・いつも眉間にしわをよせて・・人生、何が楽しいのやら・・」

クリス

003

クリス

(肩をすくめて)
「おっと、むこうから来るのは、マルグリートの恋人、マックスだね。老若男女構わず声をかけるところなんか、スゴイというか、呆れるというか・・」

TIME:

004

クリス

(楽しそうに)
「さ〜て、水と油のような二人が出会うと、どうなることやら・・こりゃ、見物だね!」

 

005

  (ファイルに目を落としているリュシアンに近寄るマックス)
 

006

リュシアン

(パタンとファイルを閉じて、深々とお辞儀して)
「これはマクシミリアン様、何かございましたでしょうか?」

 

007

マックス

(笑顔で)
「いや・・キミがやけに難しそうな顔をしているから、様子を見に来たんだよ、リュシアン」

 

008

リュシアン

(淡々と頭を下げて)
「それは失礼致しました。この顔は生まれつきですので、ご容赦下さい」

 

009

マックス

(魅惑的に)
「ねぇ、リュシアン・・キミってキレイな顔をしているんだから、もっと笑った方がいいんじゃないかな」

 

010

リュシアン

(淡々と目を伏せて)
「ご冗談を」

 

011

マックス

(挑戦的に)
「ボクは本気で言っているんだけど」

 

012

リュシアン

(目を伏せたまま)
「それは、お褒めにあずかり光栄です。しかしながら、執事たるもの、そうヘラヘラと笑っているわけには参りません」

 

013

マックス

(ニヤリと笑って)
「へぇ・・・フフ・・カミーユといる時は、あんな笑顔を見せるのに・・ねぇ?」

 

014

リュシアン

(目を伏せたまま)
「何のことやら・・」

 

015

マックス

(リュシアンの肩に手をおいて、周りをまわりながら)
「カミーユを見つめるキミの視線がやけに色っぽくて・・あれじゃあ、ちょっと誤解をしてしまうよねぇ?」

 

016

リュシアン

(目を伏せたまま)
「マクシミリアン様の見間違いでございましょう」

 

017

マックス

(笑いながら)
「アハハ!そういうことにしておこうか」

 

018

リュシアン

(マックスに手の甲にキスされて、驚いて)
「な・・、何をっ!!」

 

019

マックス

(魅惑的に)
「そういう、キミの焦った顔が見たかったんだ。もっと、色んな顔を見せてよ、リュシアン。これから、長いつきあいになりそうだしね」

 

020

リュシアン

(マックスをにらみつけるように、頭を下げ、立ち去る)
「私はお客様をおもてなしする準備がございますので、これにて失礼致します」

 

021

マックス

(笑いながら)
「フッ・・・執事・リュシアンかぁ・・・こりゃ、かなり手強そうだな。その方が落とし甲斐があるんだけど・・さーて、ボクもマルグリートの様子を見にいくとしよう」

 
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