016 Egretta Sacra II vol.2 : 芝居用台本002  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

S-2 甘い誘惑

  ■概要
主要人数:4人
時間:

■ジャンル
ボイスドラマ、中世、シリアス、ファンタジー

■キャスト
ナディア(女、30歳、仕立て屋)
テルシェ(女、20歳、仕立て屋)
マックス(男、24歳、女主人・マルグリートの恋人)
クリス(男、14歳、幽霊)

 

タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
S-2      

甘い誘惑

001

クリス

(楽しそうに)
「今回も来ているみたいだね。リリィ・テイラーのデコボココンビ!テルシェはトロいから、ターゲットにされやすいんだよ。今日もナディアの雷が落ちるのかな?フフ」

ナディア、テルシェ、マックス

002

クリス

(バカにしたように)
「あれ?あっちから来るのはマックス?ハハ、また楽しいことになりそうだね」

クリス     (荷物を運びながら、不機嫌そうに出てくるナディア)
 

003

ナディア

(イライラした様子で)
「はぁ!!もう、何だってこんなに忙しいのかしら!!だいたい、今日は結婚式だから、有能なスタッフを多めに派遣して下さいって、あれほど、店長に念をおしておいたのに!!」

 

004

ナディア

(眉をひそめて、思いなおしたように)
「そりゃあ、ハウエル伯爵様は、うちの上得意だけれど・・・リリィお嬢様や店長をはじめ、めぼしいスタッフが全てとられてしまうなんて・・」

TIME:

005

ナディア

(憮然とした態度で)
「しかも!よりによって、またテルシェと組まされるなんて!!本当、冗談じゃないわ!!あれじゃ、私が一人で来ているのと変わらないじゃない!!むしろ、足をひっぱってるくらいだわ!今度こそ、店長に言わなくちゃ!!」

 

006

マックス

(幕から出てきて、優雅に)
「やあ・・・また会ったね。メガネが素敵なお嬢さん」

 

007

ナディア

(周りを見回して、マックスに気づいて取り繕うように)
「え?・・・ま、まあ!!マクシミリアン様〜♪」

 

008

マックス

(ニッコリ微笑んで)
「君は、リリィ・テイラーから来ている、ナディア・・だったかな?」

 

009

ナディア

(驚いたように、嬉しそうに)
「あら!覚えていて下さったんですか!?」

 

010

マックス

(ナディアの頬に手をやり、色っぽく)
「フフ・・・僕はね、美しい女性の名前は一度覚えたら、忘れないんだよ」

 

011

ナディア

(照れて顔をそむけて、うっとりして)
「あぁ・・・美しいだなんて・・そんな・・・」

 

012

マックス

(申し訳なさそうに)
「衣替えで忙しいこの時期に、こんなことを頼んでしまって、申し訳なかったね。大丈夫かい?ちょっと、疲れているようだけれど・・」

 

013

ナディア

(うっとりして、胸の前で手を組んで)
「いいえ!こんなの、たいしたことございませんわ!マクシミリアン様のお願いでしたら、わたくし・・・」

 

014

マックス

(ナディアの腰を引き寄せて、甘く)
「そう言ってもらえると嬉しいな。本日の主役の花婿も花嫁も、きっと喜んでいるよ。もちろん、僕も・・心から感謝している。ナディア・・・ありがとう」

 

015

ナディア

(心を奪われた様子で)
「あぁぁぁ・・・マクシミリアン様・・・いけませんわ・・・人が・・・」

 

016

マックス

(さりげなく離れて、さらっと言って立ち去って)
「そうだね。結婚前のお嬢さんに変な噂が立ってはいけないね・・後でシャンパンでも届けさせるよ。それでは・・」

 

017

ナディア

(うっとりとマックスを見送って)
「あぁぁぁ・・・貴方様となら、変な噂も大歓迎ですわ・・・マクシミリアン様・・・・」

 

018

テルシェ

(慌てた様子で入ってきて、申し訳なさそうに、最後は叱られると思って目を閉じて頭を下げて)
「ああ!ナディアさん!こんなところに、いらっしゃったんですね!!あ・・あの、私・・・・そのぉ・・・ヘイリーさんのドレスの裾を踏んでしまって・・・そうしたら、あの・・・その・・・・裾のフリルの部分が・・・ちょっとだけ破けてしまって・・・・本当にすみません!!」

 

019

ナディア

(うっとりとためいきをついて)
「はぁ・・・」

 

020

テルシェ

(おどおどした様子で顔をあげながら)
「あ・・あのぉ・・・ナディアさん?聞いていらっしゃいますか?」

 

021

ナディア

(心ここにあらずといった感じで優しく言って、立ち去って)
「もちろん、聞いているわ、テルシェ。そう・・・ウェディングドレスの裾が破けてしまったのね・・・それは大変ね・・・わたくし、なおしに行ってくるから、後はおねがいね・・・」

 

022

テルシェ

(驚いた様子で)
「へ?ナ、ナディアさん!?あの・・・!」

 

023

テルシェ

(首をかしげて、腑に落ちない様子で立ち去りながら)
「いつもみたいに叱られると思ったのに・・・ん・・・どうしちゃったのかしら、ナディアさん・・変なの・・。まあ、失敗したのに、叱られなかったんだから、ラッキーだったと思うことにしよう♪さて、次のお仕事は・・・っと・・」

 
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