S-4 セルマ・パターン |
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■概要 |
タイトル |
時間 |
キャスト |
セリフ・ナレーション |
S-4 |
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セルマ・パターン |
001 |
ベニータ | (テオドロの元にバーボンロックを運んで、素っ気無く) 「はい。バーボン・ロック、お待たせ」 |
002 |
テオドロ | (酔っ払った様子でグラスを受け取りながら) 「おう!悪ぃな、姉ちゃん!」 |
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セルマ、テオドロ、 |
003 |
ベニータ | (空いたグラスを下げながら素っ気無く) 「どういたしまして」 |
004 |
テオドロ | (ベニータの二の腕を掴んで) 「おっと!よく見りゃぁ、別嬪さんじゃねぇか!」 |
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TIME:9.21 | 005 |
ベニータ | (うんざりした様子で) 「放してちょうだい」 |
006 |
テオドロ | (ベニータを引き寄せて、腰を抱いて) 「なんでぇ、つれねぇなぁ?一緒に飲もうじゃねぇか!金なら、いくらでもあるぜぇ?」 |
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007 |
ベニータ | (いきなり引き寄せられてバランスを崩して、驚いて怒ったように) 「・・・っ!!ちょ、ちょっとぉ!!何すんのさっ!」 |
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008 |
テオドロ | (ベニータを抱き寄せたまま、ニヤリと笑って) 「なぁ、いいだろぉ?ゆっくり、飲もうや!」 |
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009 |
ベニータ | (腕を振り払うようにして、啖呵を切るように怒鳴って、その後、立ち去って) 「冗談じゃないよ!ここは、そういう店じゃないんだよ!安い女が欲しけりゃ、他行きな!」 |
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010 |
テオドロ | (怒った様子で追いかけ、フロアの真ん中まで出て) 「んだとぉ!?」 |
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011 |
ナコル | (ニコニコ笑顔でもみ手をしながら、遮るように間に入って) 「いやあ、お客様、いかがなさいましたぁ?」 |
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012 |
テオドロ | (怒った様子でナコルに歩み寄って) 「この店はどうなってんだ!?客に生意気な口ききやがって!」 |
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013 |
ナコル | (ひきつり笑いで後ずさりしながら) 「あは・・あはは・・・あのぉ、お客様・・・えと・・」 |
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014 |
テオドロ | (ナコルをどかすように横に突き飛ばして) 「オマエじゃ話にならねえ!どけっ!!」 |
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015 |
ナコル | (突き飛ばされて派手に転びそうになって) 「はぅぅぁ・・・・っ!!」 |
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016 |
キース | (突き飛ばされたナコルを受け止めて) 「おっと!!・・大丈夫か?」 |
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017 |
ナコル | (情けない様子で) 「ああ、すみません、キースくぅ〜〜ん!!」 |
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018 |
テオドロ | (顎にをさすりながら、物色するようにフロアを歩いて、お客様にちょっかいを出しながら) 「さぁ〜て、俺と一緒に飲んでくれる姉ちゃんは・・・おぅ、姉ちゃん、俺と一杯どうだい?・・・なんだい、あんちゃん、文句あんのか!?ぁあん!?」 |
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019 |
キース | (テオドロが客に声をかけていく中、腕を組んでムッとした様子で) 「なんだ、あいつ!酔っ払ってんのかぁ?・・この辺では見かけない顔だなぁ」 |
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020 |
ナコル | (首をかしげて考えるように、すぐに思い出したように興奮した様子で) 「あの顔、たしか、どこかで・・うーん・・・・はっ!!!キースくん、アレですよ、アレ!!」 |
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021 |
キース | (訝しげに) 「アレぇ?ん?」 |
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022 |
ナコル | (焦った様子で、後半はうろたえて、最後は立ち去る) |
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023 |
キース | (慌ててナコルを追うように、後半はニヤリと笑って) 「ん、お、おいっ、ナコルっ!!・・・フン、ヤツがお尋ね者とはねぇ・・・フフ・・よしっ!」 |
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024 |
テオドロ | (最後にテーブルのセルマに気付いて) 「おうおう、そこの姉ちゃん!俺と一緒に飲まねぇか?好きなもの御馳走するぜ?」 |
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025 |
セルマ | (キョトンとした様子で、後半は申し訳なさそうに頭を下げて) 「え?私ですか?あの・・・お誘いは嬉しいんですが、私は大切なお客様と一緒なので・・ごめんなさい」 |
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026 |
テオドロ | (ニヤニヤ笑いながら肩に手をかけながら) 「そうツレねぇことを言うなよ。なぁ?いいだろ?」 |
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027 |
セルマ | (ちょっと驚いて、すぐに困ったように抵抗して) 「あの・!・・・ちょっと・・・!!」 |
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028 |
キース | (フロアの真ん中で仁王立ちで元気いっぱいに) 「おい、おっさん!!」 |
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029 |
セルマ | (驚いたように) 「キース・・!」 |
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030 |
キース | (テオドロを指さして、しっかりと) 「そこのヒゲ野郎!あんただよ、あんた!うちのセルマに、ちょっかい出してんじゃねぇぞ!」 |
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031 |
テオドロ | (セルマから手をはなして怒った様子で振り返って) 「あぁん!?小僧、今、なんて言った!?」 |
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032 |
キース | (バカにしたように笑って、挑発するように) 「ハンッ!酔っ払い親父が臭ぇ息、吹きかけてんじゃねぇって言ってんだよ!」 |
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033 |
テオドロ | (キースの前に立ちはだかるように) 「テメェ!!もう一度言ってみろっ!!」 |
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034 |
キース | (バカにしたような笑顔で) 「フンッ!・・ああ!何度でも言ってやる!おっさんはおっさんらしく、おとなしく一人でカウンターで飲んでな!!」 |
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035 |
テオドロ | (怒った様子でキースの胸倉を掴んで) 「殺されてぇのか、クソガキ!あぁん!?」 |
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036 |
ショーン | (二人の間に割って入って明るく) 「おーっと、待ちな!」 |
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037 |
テオドロ | (ショーンを睨みつけて) 「何でぇ、テメェが代わりにやるってのか!?」 |
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038 |
ショーン | (肩をすくめて軽い調子で) 「いや、ここじゃ喧嘩はご法度なんだ。皆、楽しく飲んでるんだから、それを邪魔するのは無粋ってもんだろ、兄さん?」 |
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039 |
テオドロ | (ショーンをどかして、キースを睨みつけ、顎で外を指して) 「おぅ!だったら、表へ出な!!クソガキ!!」 |
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040 |
ショーン | (ニヤリと笑ってテオドロの肩に手をまわしてポンポンと叩いて) 「まあまあ、そう熱くなりなさんなって・・」 |
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041 |
テオドロ | (手を振り払ってショーンを睨んで) 「止めようとしたって無駄だぜ、あんちゃん!」 |
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042 |
ショーン | (腕を組んで、最後は指をパチンと鳴らして) 「別に止めやしねぇよ。やりたきゃ、好きにやればいい。ただな、ここには、ここのルールってもんがあるんだ。そいつで勝負つけようじゃねぇか。なぁ?・・・おい、ナコル!テーブル、持ってきな!」 |
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043 |
ナコル | (大きな声で応えて、テーブルを持ってきて) 「シ!セニョ〜〜ル!!」 |
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044 |
ショーン | (ニヤリと笑って大きく手を広げて客をさして、テーブルの真ん中に立ち、両手をついて) 「ジャッジしてくれるギャラリーも、こんなにいることだし、男なら、恨みっこなしの一本勝負といこうじゃねぇか!なぁ、皆?」 |
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045 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして同意して) 「いいぞー!!やれやれ〜!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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046 |
ショーン | (ニヤリと笑って) 「と、いうわけだ。どうだい、兄さん?」 |
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047 |
テオドロ | (マントを脱いで腕まくりをして、テーブルの上に腕を置いて) 「フンッ!いいだろう!来な、クソガキ!」 |
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048 |
キース | (腕まくりをして) 「のぞむところだ、おっさん!!」 |
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049 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「青コーナ〜、187パウンド〜、テオドロ・ファン・アントニオ・カマチョ〜〜!!」 |
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050 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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051 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「赤コーナ〜、123パウンド〜、キース・サムソン・エゼルレッド〜〜!!」 |
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052 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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053 |
ショーン | (テーブルの上に置いた二人の腕を組ませて) 「準備はいいかい?・・レディ・ゴー!!」 |
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054 |
キース | (力を入れて) 「ふむぅぅ・・・・っ・・・!!!」 |
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055 |
テオドロ | (ニヤニヤしながら、余裕たっぷりに) 「フッ・・なんだ、クソガキ。エラそうなこと言っといて、その程度かぁ?あぁ?」 |
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056 |
キース | (力を入れて倒そうと頑張って) 「んぐぐぐぐ・・・・っ!!!」 |
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057 |
テオドロ | (ニヤニヤしながら、余裕たっぷりにゆっくりと腕を倒しながら) 「たいしたことねぇなぁ。おら!そんなんじゃ、負けちまうぜ?」 |
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058 |
キース | (倒されまいと頑張って) 「んがぁぁあああ・・・・っ!!!」 |
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059 |
テオドロ | (あっさりと腕を倒して) 「ほらよ!!」 |
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060 |
ショーン | (大きな声で) 「勝負アリ!」 |
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061 |
ナコル | (大きな声で) 「ウィナー・イズ・セニョール、カマチョ〜〜〜!!」 |
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062 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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063 |
テオドロ | (ニヤニヤしながら) 「おぅ!クソガキ!さっさと謝ってもらおうかぁ!」 |
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064 |
キース | (悔しそうにふてくされて) 「チッ・・・!!・・・悪かったな・・・」 |
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065 |
テオドロ | (ムッとしたように) 「んだ?その謝り方は!?心がこもってねぇんだよ!!」 |
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066 |
キース | (頭をガバッと下げて大きな声で) 「生意気なこと言って、すみませんでした・・っ!!!」 |
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067 |
テオドロ | (バカにしたように) 「聞こえねぇなぁ?それに、謝る時ぁ、土下座と相場が決まってんだよ!さあ、さっさと土下座してもらおうかぁ!?」 |
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068 |
キース | (悔しそうに、土下座しようと膝をついて) 「クッ・・・!!仕方ねぇなぁ・・・!」 |
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069 |
アダム | (キースの腕を掴んで立たせ、後ろにどかして穏やかに) 「キース、どいておれ。・・・いや、うちの若い者がすまなかったのぅ。だがな、土下座はやりすぎじゃろう」 |
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070 |
テオドロ | (厳しい口調で) 「関係ねぇジジィは引っこんでな!」 |
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071 |
アダム | (穏やかに) 「いや、そうはいかん」 |
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072 |
テオドロ | (厳しい口調で) 「なんでぃ、やるのか、ジジィ!?相手になるぜ?」 |
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073 |
ナンシー | (驚いたように) 「アダムさん!?ダメよ、危ないわ!!」 |
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074 |
アダム | (帽子をナンシーに渡して、豪快に笑いながら) 「持っといてくれんか、ナンシー。あそこまで言われて黙っているわけにはいかん。ガハハハ!心配するな。わしも昔はここいらで一番の・・」 |
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075 |
テオドロ | (アダムを遮るように荒々しい口調で) 「ゴチャゴチャ言ってねぇで、早くしろや!」 |
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076 |
アダム | (穏やかに腕まくりをして) 「そう、焦るな」 |
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077 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「青コーナ〜、187パウンド〜、テオドロ・ファン・アントニオ・カマチョ〜〜!!」 |
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078 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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079 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「赤コーナ〜、242パウンド〜、アダム・ゴヴァン・ノールズ〜〜!!」 |
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080 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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081 |
ショーン | (テーブルの上に置いた二人の腕を組ませて) 「準備はいいかい?・・レディ・ゴー!!」 |
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082 |
アダム | (力を入れて) 「フン・・・・っ・・・!!!ンンン・・・・っ!!」 |
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083 |
テオドロ | (力を入れて) 「ウゴォ・・・ッ・・・!!んぐ・・・っっ・・・!!・・・ジジィ・・・やるじゃねぇか・・・!」 |
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084 |
アダム | (力を入れて) 「フ・・・んんん・・・っ!!!まだまだ・・・!!若い者には・・・負けはせんよ・・・!」 |
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085 |
テオドロ | (力を入れて、かろうじてアダムを倒して) 「こっちもなぁ・・・!面子にかけて・・・負ける訳には・・・いかねぇんだよ・・・・!!ウグォオオオ・・・!!!」 |
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086 |
アダム | (力を入れて返そうとして、腰を痛めたように) 「ウォ・・・ッ・・!!ングッ・・!?」 |
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087 |
ショーン | (大きな声で) 「勝負アリ!」 |
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088 |
ナコル | (大きな声で) 「ウィナー・イズ・セニョール、カマチョ〜〜〜!!」 |
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089 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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090 |
アダム | (四つん這いになって、腰をさすって痛そうに) 「アイタタタタ・・・・!!」 |
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091 |
ナンシー | (慌ててアダムに駆け寄って、心配そうに) 「アダムさん!?大丈夫!?だから、危ないって・・・!!」 |
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092 |
テオドロ | (腕を振りながら、ニヤリと笑って、最後は豪快に笑って) 「なかなかやるな、じいさん!危うく負けるとこだったぜ!でも、やっぱり、寄せる波には逆らえねぇな。フンッ!ジジィはおとなしくひっこんでな!!ワハハハハ!!!」 |
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093 |
セルマ | (ケネスの腕を掴んで、怒ったように) 「ちょっと、ケネス!!あなた、何をボーッとしているの!?うちのキースとアダムさんがやられたのよ!?ただ、黙って見ているつもり!?」 |
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094 |
ケネス | (オロオロしながら) 「いやぁ、セルマ・・そんなこと言ったって・・・オラはもともと、ああいう力勝負は苦手だし・・・だって、考えてもみてくれよ。ファーム一、力の強いアダムさんが、ああして負けるくらいなんだから、オラにはとてもとても・・・・」 |
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095 |
セルマ | (ケネスを遮って、ケネスの肩をバシンと叩いて、厳しく) 「ほら!男だったら、男らしく、四の五の言わず、潔く、勝負してらっしゃい!!」 |
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096 |
ケネス | (バランスを崩して前へつんのめって) 「うぉっ・・・とっ、とっ、とっ・・・!!」 |
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097 |
テオドロ | (ポキポキと指を鳴らして) 「何でぇ、あんちゃんもやるのか!?」 |
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098 |
ケネス | (焦った様子で後ずさりして) 「あ、いや・・オラは・・・その・・・!!こういうことには・・・」 |
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099 |
セルマ | (ケネスを遮って、大きな声で) 「もちろん、やります!!」 |
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100 |
ショーン | (バシバシとケネスの背中を叩いて、明るく) 「おう、やるのか、ケネス!アハハ!頑張れよ!!」 |
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101 |
ケネス | (オロオロした様子で) 「いや・・違うんだ、ショーン・・・!!オラは・・・!!」 |
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102 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「青コーナ〜、187パウンド〜、テオドロ・ファン・アントニオ・カマチョ〜〜!!」 |
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103 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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104 |
ナコル | (選手紹介のように、紹介された選手は手をあげて) 「赤コーナ〜、143パウンド〜、ケネス・ジェイコブ・ヨーク〜〜!!」 |
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105 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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106 |
ショーン | (テーブルの上に置いた二人の腕を組ませて) 「準備はいいかい?・・レディ・ゴー!!」 |
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107 |
ケネス | (いきなり倒されて、腕を押さえて、その場に崩れて) 「フガッ・・・!!!アイタタタタ・・・・!!!」 |
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108 |
ショーン | (大きな声で) 「勝負アリ!」 |
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109 |
ナコル | (呆気にとられた様子で一瞬躊躇して) 「ウ・・・ウィナー・イズ・セニョール、カマチョ〜〜〜!!」 |
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110 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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111 |
テオドロ | (呆れたように、最後は豪快に笑って) 「あんちゃん、フザけてんのかい?弱っちいにも程がある!ワハハハハ!!」 |
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112 |
ショーン | (呆れたように) 「おいおい、ケネス・・せめて、もうちょっと頑張れよ・・」 |
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113 |
ケネス | (立ち上がりながら) 「だから、オラには無理だって・・・」 |
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114 |
テオドロ | (バカにしたように笑って) 「フッ!どいつもこいつも、口程にもねぇ!ここにいるのは、揃いも揃って弱ぇ、根性無しのカスばっかりだ!!他にかかって来る奴はいねぇのか!?」 |
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115 |
セルマ | (大きな声で) 「私がお相手します!」 |
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116 |
全員 | (驚いたように) 「え!?(それぞれ、アレンジ)」 |
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117 |
テオドロ | (バカにしたように笑って) 「おいおい、姉ちゃん。冗談はいけねぇよ!俺ぁ、女、子供は相手にしねぇんだ!」 |
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118 |
セルマ | (テーブルに手をついて) 「冗談じゃありません!さぁ!」 |
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119 |
ショーン | (焦ったように) 「ちょっ・・!待った、セルマ!何言ってんだよ!オマエ、酔っ払ってんのか!?」 |
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120 |
セルマ | (丁寧に) 「お酒は一滴も飲んでないから大丈夫よ」 |
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121 |
ショーン | (慌てた様子で) 「そういう問題じゃ・・・!!」 |
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122 |
テオドロ | (バカにしたように) 「はんっ!姉ちゃんの酔狂につきあってやる程、こちとら暇じゃねぇんだ。女は引っこんでな!」 |
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123 |
セルマ | (にっこり笑って) 「では、不戦勝で私の勝ちですね」 |
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124 |
テオドロ | (イラッとした様子で、後半はニヤリと笑ってテーブルに腕を置いて) 「な・・っ、何言ってんだ!・・・・フンッ!やってやろうじゃねぇか!怪我しても知らねえぞ!?」 |
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125 |
ショーン | (慌てて) 「セルマ!!危ねぇから、やめとけって!!オレが代わりにやるから・・!!」 |
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126 |
セルマ | (ショーンを睨んで厳しく) 「ショーン坊ちゃんは黙ってて!・・ナコルさん!」 |
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127 |
ナコル | (慌てた様子で) 「あ、は、はいっ!!・・・青コーナ〜、187パウンド〜、テオドロ・ファン・アントニオ・カマチョ〜〜!!」 |
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128 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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129 |
ナコル | (途中でセルマの肘鉄をくらって痛そうに) 「赤コーナ〜、ひゃく・・・グホッ・・・!!ウゥウゥゥ・・・・!!セルマ・クリッシー・ヴィッカ〜〜〜!!!」 |
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130 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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131 |
ショーン | (困惑した様子で、テーブルの上に置いた二人の腕を組ませて) 「もう、どうなっても知らねぇぞ・・二人とも準備はいいかい?・・レディ・ゴー!!」 |
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132 |
テオドロ | (力いっぱい倒そうとするが、倒せずに) 「ウグォ・・・っ!!ウググググ・・・・ッ!!ウガアアア・・!!!」 |
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133 |
セルマ | (腕をまっすぐにしたまま涼しい顔で) 「フフ・・その程度ですか?・・・口程にもない・・・いいんですか?私・・そろそろ本気出しますよ?」 |
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134 |
テオドロ | (ドカンッと派手にやられて、腕を押さえてうずくまって) 「ウガァァァ・・・ッ・・!!!イタタタタ・・・・!!」 |
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135 |
セルマ | (にっこり笑って) 「ショーン坊ちゃん?」 |
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136 |
ショーン | (大きな声で) 「あ・・・しょ、勝負アリ!」 |
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137 |
ナコル | (呆気にとられた様子で一瞬躊躇して) 「え・・・あ・・・!ウ・・・ウィナー・イズ・セニョリータ、セルマ〜〜〜!!」 |
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138 |
全員 | (大きく拍手したり、口笛を鳴らしたりして) 「おぉーーー!!!(それぞれ、アレンジ)」 |
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139 |
ショーン | (呆然とした様子で) 「つ・・・強ぇ・・・セルマ、最強・・・・恐るべし・・・」 |
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140 |
セルマ | (大きな声で呼びかけて) 「さあさあ、余興はこのくらいにして、皆さん、楽しく飲みましょう!」 |
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141 |
ショーン | (ひきつった笑みを浮かべて焦った様子で) 「そ、そうだな。・・・お、おい!ナコル!!音楽、音楽っ!!」 |
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142 |
ナコル | (大きな声で、巻き舌で元気よく) 「シ・セニョ〜ル!デ・アクエルド〜! (はい!かしこまりました)」 |
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