018 Sweet Mulberry Farm II vol.1 Bar De Esperanza :芝居用台本005  ・・・・・・・・・・・・・・

S-5 ウェンディ・パターン

 

■概要
主要人数:7人
時間:

■ジャンル
ボイスドラマ、西部開拓時代、コメディ

■キャスト
ウェンディ (女、19歳、
ラングフォード家・三女)
マーティン (男、22歳、スウィート・マルベリー・ファーム・農夫)
ナンシー (女、27歳、スウィート・マルベリー・ファーム・家政婦)
ショーン (男、22歳、マクレーン家・長男、店主の息子)
ケネス (男、30歳、スウィート・マルベリー・ファーム・農夫)
テオドロ (男、30代〜40代、お尋ね者)
アダム (男、51歳、スウィート・マルベリー・ファーム・農場長)



タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
S-5

 

   

ウェンディ・パターン

001

マーティン (「ジャイアンの歌」を替え歌でハミングしながら、自分の席から立ち上がって、他の席の前を通り過ぎ、女の子に気づき戻って)
「フンフンフーン♪僕は今日も美しい〜♪・・・って、あれ?あ〜、もしかして、君たち、ショーンの知り合い?」
 

002

マーティン (嬉しそうに席に座りながら)
「僕?まさか、僕のことをきいていないのかい?僕はマーティン。ショーンとは旧知の仲なんだ」

ウェンディ、マーティン、
ナンシー、ショーン、
ケネス、テオドロ、
アダム

003

マーティン (うっとりしながら)
「それにしても、かわいいなぁ!やっぱり、都会から来たんだろう?そうだよねぇ・・この辺では、君たちみたいな子には、滅多にお目にかかれないからねぇ」
 

004

マーティン (肩をすくめて、うんざりした様子で)
「皆、日に焼けて真っ黒で・・揃いも揃って、泥つきの人参やじゃがいもみたいな女の子ばかりでうんざりしてたとこ・・」
TIME:

005

ナンシー (歩いてきて、明るく声をかけて)
「あら、マーティン!」
 

006

マーティン (振り返り、驚いて立ち上がり、声を裏返らせて)
「ん?・・・な、な、ナンシーさんっっ!!」
 

007

ナンシー (にっこり笑って、後半は口元に手をやり考えるように)
「そちらはお友達かしら?こんにちは!・・・何だか、随分と楽しそうな声が聞こえてきたから。確か、人参やじゃがいもがどうとかって・・」
 

008

マーティン (焦った様子でフォローして)
「あああ、違うんですよ!この辺で採れる人参やじゃがいもは、太陽の光をたっぷり浴びているから、どれも育ちがよくて、栄養たっぷりで美味しいって話をしてたんです!決して、女の子の話では・・・!!」
 

009

ナンシー (キョトンとして)
「女の子・・・?」
 

010

マーティン (焦った様子でフォローして)
「あああ!!いやいや、こっちの話です!!」
 

011

ショーン (カードを持ってやってきて)
「おっーと、こんなところにいたのか!見つけたぜ、マーティン!さっ!さっきのカードの続きをやろうぜ!」
 

012

ナンシー (にっこり笑って)
「あら、ショーン坊ちゃん」
 

013

ショーン (軽い感じで)
「よぉ!ナンシー!」
 

014

マーティン (前髪をかきあげて、かっこつけて)
「悪いけど、ショーン、僕は、こちらのお嬢さん達と・・・」
 

015

ショーン (首を絞めるように肩に腕をまわして)
「テメェ、一人だけ、勝ち逃げしようったって、そうはいかねぇ!ほら、わかったら、さっさと、続きやんぞ!」
 

016

マーティン (ショーンに引きずられながら、焦った様子で)
「うぐっ・・・!!いや、だから、僕は・・・!!あああ〜、僕の子猫ちゃ〜〜〜ん!!」
 

017

ショーン (マーティンの首を絞めたまま、カードを見せて)
「なぁ、ナンシーもやらねぇか?」
 

018

ナンシー (キョトンとして)
「なあに?カード?」
 

019

ショーン (マーティンの首を絞めたまま、カードを見せて)
「そ。ポーカー!」
 

020

ナンシー (苦笑して)
「もちろんお金を賭けるんでしょう?そういうのはあまり強くないから・・」
 

021

ショーン (マーティンの首を絞めたまま、明るく笑って)
「賭けるったって、レートはたいしたことねぇから、気軽にやろうぜ!こんなの、お遊び、お遊び!」
 

022

ナンシー (ちょっと考えて、すぐに笑顔で)
「うーん・・そうね・・ちょっとだけなら、おつきあいしようかしら」
 

023

ショーン (マーティンを解放して、親指を立てて)
「そうこなくちゃ!」
 

024

マーティン (首をさすりながら、ブツブツ言って)
「イテテテ・・・強引なんだから・・ったく・・・」
 

025

ショーン (中央テーブルに腰をかけて、カードをシャッフルし、配りながら)
「さ〜て、やるか。今度こそ、負けねぇから、覚悟しとけよ」
 

026

マーティン (眉間にしわを寄せて、最初の賭け金を中央のポットに入れ、カードを見ながら)
「はぁ・・早くしてくれよ。僕のハニー達が待ってるんだから・・こんなゲーム、さっさと終わらせて、さっきの話の続きを・・」
 

027

ショーン (中央ポットにお金を入れ、カードを見ながら)
「けっ!・・たいして相手にされてねぇくせに・・おし!ナンシーからでいいぜ」
 

028

ナンシー (中央ポットにお金を入れ、カードを揃えないように気をつけながら)
「ん・・・じゃあ、2枚」
 

029

マーティン (カードを見ながら、ちょっと怒ったように)
「そんなことない!・・・僕は3枚」
 

030

ショーン (カードをひいて、カードを見ながら)
「オレは、2枚っと・・・いいカード、来いっ!!」
 

031

ナンシー (カードをまとめてテーブルの上に置いて、残念そうに)
「これじゃ、ダメだわ・・・ドロップ」
 

032

ショーン (あっさりと)
「なんだよ、降りんのか、ナンシー?・・で、オマエは?」
 

033

マーティン (自信満々に)
「僕はもちろんいくよ。20ドル!」
 

034

ショーン (嫌そうな顔をして、カードを無造作に机の上に放り出して)
「げ・・まじかよ・・いきなりデケェなあ・・チッ!・・・降りだ、降り!」
 

035

マーティン (自信満々に)
「フフ・・・僕の勝ちだね」
 

036

ショーン (顔をしかめて)
「最悪だ・・・何だってオマエは、そんなにひきが強ぇんだ!?」
 

037

ショーン (マーティンのカードを見て怒ったように立ち上がって)
「・・・おい!ワンペアだって!?テメェ、ふざけんなよ!?」
 

038

マーティン (前髪をかきあげて)
「フフン・・そういうゲームなんだから、仕方ないだろ?」
 

039

ショーン (近くにいた給仕、もしくは誰かに声をかけて)
「おい!テキーラ、ショットで!」
 

040

マーティン (自信満々で嫌味っぽく)
「別に僕は、ここで、やめてもいいんだよ」
 

041

ショーン (イライラした様子でカードをシャッフルし、配りながら)
「誰がヤメるか、ボケッ!次いくぞ、次!」
 

042

ナンシー (ポットに賭け金を入れ、カードをチェックしながら、思い出したように口元に手をやり、立ち上がって、後半はキョロキョロして、ケネスを見つけ声をかけて)
「・・・・あら・・いけない!!忘れてたわ!・・・ちょっと、ごめんなさい!戻ってくるまで・・・そうね・・・あ!ケネスー!!ちょっと、いいかしら〜?」
 

043

ケネス (ケネスがやってきて)
「ナンシー?どうしたんだい・・・」
 

044

ナンシー (ケネスの言葉を遮って椅子に座らせ、カードを持たせながら明るく)
「私の代わりをお願い!」
 

045

ケネス (戸惑った様子で)
「え・・?いや・・、オラ・・・えぇっ!?ちょっと、ナンシー!?」
 

046

ナンシー (立ち去りながら)
「最初の賭け金は出しておいたから!負けないでね〜!!じゃあ、また後で!」
 

047

マーティン (賭け金をポットに入れながら、自信満々に)
「フッ・・・まあ、僕は誰が相手でも負けないけどね・・」
 

048

ショーン (ポットにお金を入れながら、マーティンを睨んで)
「ぬかせっ!!・・・おし、じゃ、やるか!・・・ケネスから」
 

049

ケネス (戸惑った様子で)
「いや・・・そんな、いきなり言われても・・・オラ・・」
 

050

ショーン (イライラした様子で、テキーラを一気に飲み干しながら)
「さっさと、捨てろ!・・・おい!テキーラ、ショットもう一杯!」
 

051

マーティン (カードを見ながら)
「僕にも何か・・・そうだな・・ダークラムをロックで!」
 

052

ショーン (ぶっきらぼうに)
「ケネスも何か飲めよ!・・・てか、まだ捨ててねぇのか!?ちんたらやってんじゃねぇよ!」
 

053

ケネス (カードを揃えながら)
「ん・・・困ったなぁ・・・じゃあ、オラはビールで・・!・・3枚」
 

054

ショーン

(ぶっきらぼうにカードを放って)
「遅ぇんだよ!・・・ほらよ!・・・テメェの番だぞ、マーティン!

 

055

マーティン (カードをチラリと見て、自信満々に)
「僕はこのままで!」
 

056

ショーン

(イヤそうに顔をしかめて、ぶっきらぼうに)
「また、ヤラしい顔しやがって・・・オレは1枚・・・っと。・・おぃ、ケネス、勝負すんのか?

 

057

ケネス (カードを見ながら、おそるおそるお札をポットに入れて)
「んんん・・・じゃあ、5ドル・・」
 

058

マーティン (自信満々に)
「じゃあ、レイズ!20ドル!」
 

059

ショーン (イライラした様子で)
「テメ、また上げてんじゃねぇよ!」
 

060

ケネス (カードを伏せてその場に置きながら、がっかりした様子で)
「20ドルじゃ・・・オラは降りるよ・・・」
 

061

ショーン (お札をポットの放るように入れて)
「オレはいくぜ。ほらよ、20ドル!」
 

062

マーティン (自信満々にカードを置いて)
「フフ・・・勝負だね。・・フルハウス!・・・ショーンは?」
 

063

ショーン (不機嫌そうに)
「・・・・ツーペア・・」
 

064

マーティン (ポットの中のお金を回収しながら、軽やかに)
「アハハハ!また、僕の勝ちだ!やっぱり、勝利の女神はいつでも僕に微笑んでいるんだよ」
 

065

ショーン (不機嫌そうにカードをシャッフルしながら)
「もう一勝負いくぜ!」
 

066

ケネス (わざとらしく手をポンッと叩いて立ち上がり、慌てて立ち去って)
「あああ・・・!そうだ!オラ、キャロルさんに呼ばれてたんだ!・・・じゃ、二人とも、ごゆっくり〜!!」
 

067

ショーン (追いかけるように)
「おい!ちょっと、待てよ、ケネス!!・・・チッ・・・逃げやがったな・・・」
 

068

マーティン (自信満々かつ軽やかに立ち上がり、去ろうとしたところを後ろからショーンにはがいじめにされて)
「さ〜て、プレイヤーもいなくなったことだし、今日はこの辺で・・うが・・・っ!!!イ、イタイよ、ショーン・・っ!!」
 

069

ショーン (不敵な笑みを浮かべて)
「そう簡単には逃がさねぇよ?ちょっと、待ってろ。いいカモみつけてくっから!!オマエはカード、きっとけ!」
 

070

マーティン (ブツブツ文句を言いながら椅子に腰かけ、渋々カードをきりながら)
「本当、乱暴なんだから・・・だいたい、ショーンはいつも勝手なんだよな・・僕には僕の都合ってもんが・・・」
 

071

ショーン (テオドロに近寄って)
「なあ、兄さん、ちょいと勝負しねぇか?」
 

072

テオドロ (眉間にしわを寄せて振り返って)
「ん?」
 

073

ショーン (軽く)
「ポーカーだよ。スタートは1ドルから」
 

074

テオドロ (素っ気なく言って)
「20ドル」
 

075

ショーン (ポカンとして)
「あ?」
 

076

テオドロ (ショーンを見ずにロックグラスの酒を飲みほして、ドンッと置き)
「スタート20ドルから。それ以下はナシだ。俺ぁ、安い勝負はしねぇ主義なんだ」
 

077

ショーン (ちょっと驚いた様子で)
「え・・あ・・いや、まあ、いいけどさ。・・・いや、よくねぇか?」
 

078

テオドロ (立ち上がりながら)
「さっさとしな、あんちゃん。俺の気が変わらねぇうちにな」
 

079

ショーン

(苦笑いしながらテーブルに向って、後半はマーティンに声をかけた後、自己紹介して)
「ま・・何とかなるか!何てったって、こっちにはヤツがいるからな・・・おい、マーティン、連れてきたぜ!・・ああ、自己紹介がまだだったな。オレはショーン、こっちはマーティン。で、あんたは?

 

080

テオドロ (腰かけながら素っ気なく、後半は声をかけるように)
「・・テオドロだ。・・・おい!バーボン、ロックで頼む!」
 

081

ショーン

(手をあげてオーダーして、すぐにカードをシャッフルしながら)
「じゃあ、オレにも同じものを!・・・で、どっから来たんだい?この辺じゃ見かけねえ顔だしなあ

 

082

テオドロ (眉間にしわを寄せて、ちょっとイライライした様子で)
「んなこたあ、どうでもいいだろ、あんちゃん。さっさと、カード配んな!」
 

083

アダム (ビールのジョッキを片手に上機嫌で歩いてきて)
「おお!皆、楽しそうにやっとるな」
 

084

ナンシー (アダムに気づいて、反対側からやってきて)
「ああ!アダムさん、ここにいたのね!探したんですよ」
 

085

アダム (明るく)
「おや、ナンシー。何か、わしに用事じゃったかの?」
 

086

ナンシー

(笑顔で)
「ええ。サンディから、アダムさん宛てに言づけを頼まれていたのを、すっかり忘れてて。ごめんなさい!
・・・慌てて、店の中を探したんだけれど、見当たらなかったから、てっきり、まだファームにいるとばかり・・・ファームまで戻って、今帰ってきたところです」

 

087

アダム (帽子に手をのせ、申し訳なさそうに)
「おお、それはご苦労さんじゃった。すまんかったのう、わしは、ずっとこっちにおったんじゃ。年をとると、どうもトイレが近くて、いかんのぅ・・」
 

088

ナンシー (クスクス笑って)
「あら、そうだったんですか。さすがに、そこまでは探しにいけないわ・・ウフフフ」
 

089

ウェンディ (二人に近づいて)
「何だか楽しそうね、二人とも」
 

090

アダム (帽子をとって挨拶して)
「おや、お嬢さん」
 

091

ナンシー (明るく)
「あら、ウェンディお嬢さん!」
 

092

ウェンディ (明るく)
「ファームの方は大丈夫?」
 

093

アダム (明るく)
「今は、サンディが留守番をしてくれとるから・・」
 

094

ウェンディ (軽く)
「そう、じゃ、安心ね」
 

095

マーティン (嬉しそうに両手をあげて、後半はナルシストに膝をついて)
「やったぁ!また、僕の勝ち!やっぱり、勝利の女神も、若くて美しい、この僕のことが好きなんだな・・あぁ・・女神をも惑わすなんて・・・ああ、なんて罪な僕・・・」
 

096

ショーン

(カードを放って、首の後ろで手を組んでのびをするように)
「あーあー、またかよ!・・・ちっ・・やってらんねぇよ!結局、また、オマエの一人勝ちじゃねぇか!

 

097

アダム (マーティン達を見て笑顔で、最後はテオドロに気づいて)
「何だか、盛り上がっているようじゃのう。・・・おや?」
 

098

ナンシー (キョトンとして)
「どうしました?」
 

099

アダム (テオドロを軽くさして、考え込むように)
「ああ・・・いや。ショーン坊ちゃん達といる、あの男・・・どっかで見た覚えがあるんじゃが・・・はて?どこじゃったかいな・・?」
 

100

ショーン

(肩をすくめて)
「・・・ったく!おかげで、すっからかんだぜ!・・・やれやれ・・

 

101

ウェンディ (腕を組んで意地悪く鼻で笑って)
「フン!弱いんだから、やめたら?ギャンブル」
 

102

ショーン

(嫌そうな顔をして、バーボンロックを飲み干し)
「うるせぇ!オマエに言われたくねぇんだよ!

 

103

マーティン (ナンシーに気づいて)
「ああ、ナンシーさん!見て下さいよ!!僕の一人勝ちですよ!」
 

104

ナンシー (笑顔で)
「まあ、スゴイ!」
 

105

マーティン (大げさに手をひろげて)
「今日は僕の奢りです!何でも好きな物を頼んでいいですよ!」
 

106

テオドロ (顔を伏せ、帽子で目が見えないようにして、ドスをきかせた声で)
「・・ちょっと待てゃ、あんちゃん!!」
 

107

一同 (テオドロの方を見て)
「え?」
 

108

テオドロ (怒った声で)
「あんちゃんよぉ!そりゃ、イカサマだろう!?どう考えたって、一人がこんなに勝ち続けるはずはねぇ!」
 

109

ショーン

(少し驚いたように、軽く笑いながら)
「ハハ・・ちょっと、あんた、何言って・・・マーティンはそりゃ、アホだけど、そういう汚ぇことする奴じゃねぇんだ!もしかして、酔っぱらってんのかい?

 

110

テオドロ (遮るようにピストルを取りだし天井に向けて撃って)
「黙ってな!」
 

111

ナンシー (頭をかかえるように座り込んで)
「キャーー!!」
 

112

一同 (驚いた様子で座り込んで)
「うわ!!!」
 

113

ショーン

(驚いた様子でのけぞって、ひきつった笑いで)
「・・・っ!!・・・ハ・・ハハ・・悪い冗談だぜ・・・

 

114

アダム (その場に座り込んだ状態で、ポンッと手を打って)
「おお!思い出した!アレじゃ!トイレの前に貼ってある、あのお尋ね者のポスター!」
 

115

ナンシー (驚いた様子で)
「まあ!!お尋ね者!?」
 

116

ウェンディ (難しい顔で、軽く非難するように)
「そういうことは早く言ってよね、アダム!」
 

117

マーティン (お尻をついたまま、テオドロを見上げて、顔をひきつらせながら)
「ああああ・・・・あの・・!!ぼ、ぼ、ぼ、僕は、誓って、イカサマなんてしてないですけど!!!・・・あああ!!で、でも、でも!!お金だったら、はい、あげます!!もう、全部あげちゃいますっ!!だから、命だけは、どうか・・!!」
 

118

テオドロ (じりじりとマーティンを追い詰めるように)
「金の問題じゃぁ、ねぇんだ!俺ぁ、曲がったことが大嫌ぇでなぁ・・」
 

119

マーティン (慌てて立ち上がって、女の子のお客さんの影に隠れて)
「いや、いや!だから、僕は曲がったことなんて、してないですってば・・!!」
 

120

ウェンディ (アダムの袖をひっぱって、笑顔で)
「ちょっと、アダム!後ろから、捕まえましょう!」
 

121

アダム (慌てた様子で)
「何を言っとるんじゃ!危ないから、ここはおとなしくしておるのが、得策じゃ!」
 

122

ウェンディ (立ち上がって、腰に手をやり、ショーンを睨みつけて)
「あんたも何やってんのよ、ショーン!」
 

123

ショーン

(我に返った様子で、ちょっとかっこつけて姿勢をなおし、ぶっきらぼうに、後半は大げさに)
「バ・・バカ!オマエ!こんな時に出てってどうするんだよ!奴はお尋ね者なんだぞ!?かなうわけねぇだろっ!!

 

124

ウェンディ (ショーンを睨みつけて)
「バカはどっちよ!!フンッ!男なら、当たって砕けろよ!!」
 

125

ショーン

(呆れた様子で)
「けっ!無茶言いやがる!

 

126

ウェンディ (胸に手をあて、お悔やみを言うように、後半はあっけらかんと)
「故人は一人の大切な友人を救うために、その尊い命を落としました。その勇気ある行動に私は敬意を表します!・・・って、お葬式で言ってあげるわよ!」
 

127

ショーン

(軽く怒って)
「ふざけんな!勝手に人を殺すんじゃねぇよ!それに、誰が大切な友人だよ!あんなアホ、大切でも、何でもねぇし・・

 

128

ウェンディ (呆れた様子で背中を向けて手をひらひらさせて)
「あーあ、これだから、格好だけの弱虫くんは困っちゃうのよね」
 

129

ショーン

(怒って立ち上がって)
「んだとぉ!?

 

130

テオドロ (振り返って、拳銃をつきつけて)
「てめぇら!ゴチャゴチャ、後ろでうるせぇんだよ!」
 

131

ウェンディ (慌てて、ショーンの後ろに隠れて、ショーンを盾にして後ろから顔を出して、明るく茶化すように、ショーンのセリフはわざと男っぽく)
「あら、ごめんなさ〜い!だって、彼が、「うちのショバを荒らす不届き者は、許しちゃあ、おけねぇ!」って言うもんだから〜」
 

132

ショーン

(驚いた様子で首だけ後ろを向きながら)
「お、おいっ、ウェンディ!!オレぁ、んなこたぁ、言ってねぇだろ!!

 

133

ウェンディ (嫌がるショーンをグイグイ押して、前半はわざとらしく)
「そんなの、危ないから、ダメよ!・・ってとめてたところなの!」
 

134

テオドロ (ショーンに近づいて、睨みをきかせて)
「ほぉ?俺とやろうってのかぃ、あんちゃん?あぁん!?」
 

135

ショーン

(両手を胸の前で広げて、ちょっと焦った様子で)
「いや!だから、オレは、んなことは一言も・・っ!!

 

136

ウェンディ (ショーンの持っていた銃を取って、ショーンを横にどかしながら、ニヤリと笑って、最後は厳しく)
「言わないような腰ぬけだから、あたしがやるしかないわよねぇ?・・・動かないで!」
 

137

テオドロ (ニヤリと笑って、近づいてきて、最後はウェンディに腕を撃たれて)
「この俺を撃とうっていうのかい?威勢のいい姉ちゃんだなぁ?・・・・うぐっ・・・っ!!」
 

138

ウェンディ (格好よく、にっこり笑って)
「動かないでって言ったでしょう?残念ながら、私、射撃は得意じゃないの。だから、どこへ飛んでいくかわからないんだけど。間違って、殺しちゃうかも。フフ」
 

139

テオドロ (撃たれた腕を押えながら)
「この、アマ・・・っ!!ざけんなっ・・!!」
 

140

ウェンディ (椅子に片足を乗せ、真顔で啖呵切って、しっかり両手で銃を構えて)
「ギャンブルごときのハシタ金でガタガタ抜かしてると、脳天ぶち抜くぞ、コラァ!!」
 

141

マーティン (パチパチと拍手をしながら、後半はテオドロにジロリと睨まれて、周囲をキョロキョロして、困ったように)
「よ!ウェンディお嬢さん!!・・・・あ・・・いや・・あの・・・僕はただ・・・アハ・・アハハハ・・・」
 

142

ショーン

(やれやれ・・と言った感じで、肩をすくめて、最後は片手で銃をかまえて、かっこよく)
「・・・つー訳だ、兄さん。・・・あんまりデカい騒ぎにしたくなかったんだけどなぁ・・ま、こうなったら、仕方ねぇ。・・・飲み代置いて、とっとと出ていきな、悪党!

 

143

マーティン (また一人拍手して)
「いやあ!!さすが、ショーン!!」
 

144

テオドロ (撃たれた腕を押えながら、悔しそうに出ていって)
「チッ・・・!!てめぇら!覚えてろよ!!」
 

145

マーティン (口元に手をやり、大きな声で)
「二度と来るんじゃねえぞー!!」
 

146

ショーン

(ウェンディから拳銃を奪いながら、非難するように)
「オマエさぁ、いきなりぶっ放すなよ!!他の客にあたったら、どうすんだよ!!

 

147

ウェンディ (怒ったように)
「あんたがトロトロやってるからでしょ!!」
 

148

ショーン

(ウェンディに近づいて睨みあって)
「・・・んだとぉ!?

 

149

ウェンディ (ショーンを睨みつけて)
「何よ!!」
 

150

ケネス (慌てた様子で賭け込んできて、最後はとぼけた調子で)
「ちょ、ちょっと!聞いてくださいよっ!!さっき、外で、そこのお尋ね者のポスターの男に・・・!!!・・・って・・あれぇ?皆、お揃いで・・・何かあったんですかぁ?」
 

151

アダム (ケネスの肩に手をまわして、バンバン叩いて、おおらかな様子で)
「何でもない、何でもない!さあ、飲みなおすかのぉ?ショーン坊ちゃんも、ウェンディお嬢さんも!」
 

152

ショーン (頭の後ろをかきながら、ちょっとふてくされたように
「チッ・・・ま、いっか・・・おい!ティモ!ナコル!!音楽だ!景気のいいやつを頼むぜ!!」
 
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