019 Au clair de la lune I vol.1 L'Oiseau bleu :芝居用台本001  ・・・・・・・・・・・・・・

S-1 波乱の予感

  ■概要
主要人数:4人
時間:
3,03

■ジャンル
ボイスドラマ、中世、ミステリアス、ファンタジー

■キャスト
ニルス (男、18歳、ユーン家・二男)
ソフィー (女、20歳、ヴェルニエ伯爵家・メイド長)
アンジェ (男、16歳、ヴェルニエ伯爵家・長男)
クリス (男、14歳、幽霊)

タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
S-1

001

クリス

(楽しそうに)
「そこにいるのはゲストのニルスだね。彼はガスパールによってエグレッタ・サクラに送り込まれているトマの弟。彼らの父親のフランツは、ガスパールの学生時代からの親友なんだ。トマとニルスはそれぞれ父親から全く正反対の部分を受け継いだようで、仲はあまりよくないみたいだね」

波乱の予感

002

クリス

(楽しそうに)
「おっと!向こうからやってくるのはメイド長のソフィー。ねぇ、知ってた?ソフィーって実はトマとつきあってるんだ。フフ・・何だか楽しいことが起こりそうな予感!」

 

003

  (挨拶をしながらゆっくり席から立ち上がるニルス、向こうからやって来たソフィーにぶつかりそうになる)
ニルス、ソフィー、
アンジェ、クリス

004

ニルス

(ゆっくりと立ち上がって)
「それでは、その話については後ほど、ゆっくりと・・」

 

005

ソフィー

(後ずさったニルスにぶつかって)
「キャ!」

TIME:3,03

006

ニルス

(ソフィーの腕を掴んで、申し訳なさそうに、後半は舌打ちしてガラリと口調を変えて)
「おっと、すみません、お嬢さん。お怪我はありませんか?・・・チッ・・なんだ・・」

 

007

ソフィー

(腕を振り払ってニルスを睨んで)
「勝手にぶつかってきておいて、なんだはないでしょう?」

 

008

ニルス

(意地悪そうに)
「ああ、失敬。それにしても、ヴェルニエ家では、使用人がゲストに対してそんな口のきき方をするよう教育しているのか?」

 

009

ソフィー

(高慢な感じで嫌味っぽく、最後はにっこり笑って)
「フフ・・これは失礼を。ユーン家のニルス坊ちゃまだとは気づきませんでしたわ。確か、使用人いじめが趣味でしたものねぇ?」

 

010

ニルス

(うんざりした様子で)
「はぁ・・だから、ここには来たくなかったんだ」

 

011

ソフィー

(にっこり微笑んだまま意地悪く)
「でしたら、さっさとお帰りになればよろしいのに」

 

012

ニルス

(ソフィーに詰め寄って)
「兄の恋人だからって調子にのるなよ、ソフィー」

 

013

ソフィー

(考えるように口元に手をやり、とぼけた口調で)
「お兄様?あら、どなただったかしら?まさか、エグレッタ・サクラに行ったきり、連絡も寄越さないような、あの不誠実な男のことじゃないわよね?」

 

014

ニルス

(眉をひそめて)
「エグレッタ?兄はエグレッタ・サクラにいるのか?・・・何のために?」

 

015

ソフィー

(馬鹿にしたように笑って)
「フフ・・お坊ちゃまは何も知らないのね。よかったら、教えてさしあげましょうか?」

 

016

ニルス

(言い捨てるように)
「フンッ・・別に・・あんな放蕩兄貴のことなんか、どうでもいい」

 

017

ソフィー

(小さな子供にするようにニルスの頬に手をあてて)
「まぁ・・反抗期かしら?ちょっと前まで、トマの後ばかり追いかけていたのに・・ね?フフ・・」

 

018

ニルス

(ソフィーの腕を掴んで睨みつけて)
「いい加減にしろ、ソフィー!たかだか使用人の分際でナメた口をきいてると・・!!」

 

019

ソフィー

(肩をすくめて)
「おー、怖・・・一体、何をされるのかしら?」

 

020

ニルス

(ソフィーの両腕を掴んで、激昂した様子で)
「ふざけやがって・・っ・・!!」

 

021

ソフィー

(全く動じた様子もなく)
「ねぇ、ニルス坊ちゃま?こんなところ、誰かに見られたら誤解されますわ。ユーン家のご子息は兄弟揃ってメイドに手を出したってね・・フフ・・」

 

022

ニルス

(ソフィーを睨みつけて)
「何ぃ・・!?」

 

023

アンジェ

(二人に歩み寄って、後半は怪訝そうに)
「ああ!ユーン先輩!こちらにいらしたんですね!マーカスが先輩のことを・・・って、ソフィー?」

 

024

ソフィー

(慌てて離れて、身づくろいをしながら、優雅に微笑んで立ち去って)
「ありがとうございました、ニルス坊ちゃま。それでは、わたくしは失礼致します」

 

025

アンジェ

(心配そうに)
「・・あの・・先輩?うちのソフィーが何か失礼なことを・・?」

 

026

ニルス

(一瞬悔しそうな顔をした後、すぐに穏やかに)
「・・いや・・・何でもない・・・それより、スペンサー先輩がどうしたって?何か僕に用かな?」

 

027

アンジェ

(思いだしたようにニルスを誘導して)
「ええ!ああ、ご案内します!どうぞ!」

 
作品の無断使用、無断転載は禁止しており、行った場合は著作権法違反となります.
© Copyright 2021 VORTEX.