019 Au clair de la lune I vol.1 L'Oiseau bleu :芝居用台本004  ・・・・・・・・・・・・・・

S-4 恋愛必勝法!?

  ■概要
主要人数:6人
時間:
4,20

■ジャンル
ボイスドラマ、中世、ミステリアス、ファンタジー

■キャスト
コゼット (女、16歳、ヴェルニエ伯爵家・イザベルの侍女、ミネットと双子)
ユアン (男、16歳、ラングフォード伯爵家・長男)
ティファ (女、18歳、ヴェルニエ伯爵家・メイド)
アンジェ (男、16歳、ヴェルニエ伯爵家・長男)
シリル (男、18歳、マクファーソン家・長男)
クリス (男、14歳、幽霊)

タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
S-4 恋愛必勝法!?

001

クリス

(ニヤリとして)
「マルグリートが人形のように可愛がっていた双子の姉妹、ミネットとコゼット。主人のマルグリートが婚約して館を去る際に一緒に連れていってもらえるのかと思っていたら、置いてきぼりをくらったみたいだね」

 

002

クリス

(楽しそうに)
「ほ〜ら、噂をすれば・・・むこうから来るのは妹のコゼットだよ。フフ・・・あの性格は・・相変わらずなのかな?」

コゼット、ユアン、
ティファ、アンジェ、
シリル、クリス
    (コゼット、鼻歌を歌いながら、ご機嫌な様子で出てきて)
 

003

コゼット

(the Gay Caballero(洒落男)のリズムにあわせて歌って、うっとりと)
「私はこの世で一番!美しいと言われた少女♪全ての男はメロメロよ♪お次は誰にしましょう♪」

TIME:4,20

004

コゼット

(ご機嫌な様子で歩きまわりながら)
「今日はイイ男がいっぱいね〜♪アンジェ様でしょ。アンジェ様の先輩のニルス様とシリル様♪従兄弟のユアン様に・・執事のマーカスさん!そうそう!フットマンのエラリーさんも忘れちゃいけないわ!!」

 

005

コゼット

(突然振り返るように、ニルスのマネをして、その後はコゼットとニルスのやりとりを大袈裟にマネして、最後は嬉しそうにはしゃいで)
「『これは失敬、美しいお嬢さん。怪我はなかったかい?』『いえ、わたくしは大丈夫ですわ、ニルス様♪』『それはよかった・・・あれ?そういえば何故、僕の名を?君は・・?』『フフ・・・コゼットですわ♪』・・・・クフフフ!!!なーんてねっ♪ニルス様との出会いはこんな感じかしら〜?イヤ〜〜ン!!!」

 

006

コゼット

(ちょっと考えるように人差し指を口元にあてて、すぐにユアンのマネをして)
「そうね、相手がユアン様だったら・・・『待って!これ・・・落としたよ』『え?あら、わたくしの・・!ありがとうございます、ユアン様』『やあ、また会えたね。久しぶりに君の笑顔に会えて嬉しいな』『そんなこと・・・』キャ〜〜〜!!いいわよねぇ〜〜〜!!!」

 

007

 

(バックヤード側からティファがやってくるが、コゼットは気づかない。その後ろからユアンがハンカチを持ってティファを追いかけてくる)

 

008

ユアン

(後ろからティファを呼びとめて、ハンカチを差し出して)
「待って!・・これ、落としたよ」

 

009

コゼット

(二人に背を向けたまま、うなずいて、その後、満面の笑みで振り返って、ティファの言葉に大袈裟にコケて)
「そうそう!まさに、こんな感じ!!!・・え?あら、わたくしの・・」

 

010

ティファ

(コゼットのセリフにかぶせて、ちょっと驚いたように振り返って)
「え?あら、わたしの・・!いつの間に・・!」

 

011

ユアン

(後ろからティファを呼びとめて、優しく語りかけるように)
「さっき、ホールに料理を運んできてくれたでしょう?その時にカートから落ちたのを拾っておいたんだ。ずっと返そうと思っていたんだけど、他のゲストの方のお相手をしていて、なかなか、返すタイミングがつかめなくて・・」

 

012

コゼット

(どこかに隠れるようにして、二人の様子を覗いて)
「ちょっと!何で、ティファがここにいるわけぇっ!?」

 

013

ティファ

(ちょこんと頭を下げて)
「まあ・・それは失礼致しました!ありがとうございます!」

 

014

ユアン

(にっこり笑って)
「ティファ・・だったよね?」

 

015

ティファ

(かわいらしく、最後が疑問形のニュアンスで返事をして)
「はい・・?」

 

016

ユアン

(ティファの顔を見つめて、しっかりと)
「いつも美味しいお茶をありがとう。君が丁寧に淹れてくれるお茶を飲むのが楽しみなんだ」

 

017

ティファ

(ちょっと照れたように)
「あ・・いえ。そう言っていただけると嬉しいです」

 

018

ユアン

(ちょっと遠慮がちに上目使いで)
「・・おかわりを頼んでもいいかな?」

 

019

ティファ

(にっこり笑顔で)
「ええ、もちろんですわ♪すぐにお持ちします!」

 

020

ユアン

(ティファと並んで歩きながら)
「・・それにしても、今日は随分と忙しそうだね」

 

021

ティファ

(ユアンと話しながら正面に消えて)
「ええ、いつもより、お客様がたくさんいらっしゃって・・・」

 

022

コゼット

(二人を見送りながら不機嫌な様子でオーバーアクションで)
「ちょっと!何なのよ、アレ!?私のユアン様と、あんなに仲良さそうにしちゃって!!だいたい、ティファって、ユアン様より年上でしょう!?フンッ!オバサンのくせに、年下の男の子に色目使っちゃって!!」

     

(正面側から、グラスを持ったシリルとアンジェが並んでやって来て)

 

023

シリル

(穏やかに微笑んで)
「本日はお招きありがとう、アンジェ」

 

024

アンジェ

(にっこり笑顔で、後半はコゼットに気づいて)
「こちらこそ!わざわざ、こんな遠くまで足を運んでいただいて、ありがとうございます、マクファーソン先輩・・・・ん?・・あれ?コゼット・・?こんなところで何して・・・?」

 

025

コゼット

(二人に気づかずに、腹を立てたままバカにしたように)
「ハンッ!ハンカチを落としたですってぇ!?そ〜んなの、わざとに決まってるじゃない!ユアン様の気をひくために、わ・ざ・と落としたのよ、絶対っ!!あの女なら、そのくらい、やりかねないわっ!!」

 

026

アンジェ

(慌てた様子でコゼットをとめようとして、すぐにシリルに頭を下げて)
「コゼット・・!ちょっと・・!!・・・ああ、すみません、先輩!」

 

027

シリル

(笑いをこらえて、口元に手をやり)
「クク・・いや、いいよ。そのままにしておこう、面白いから・・」

 

028

コゼット

(わざとらしくティファの真似をして)
「なぁ〜にが、『あ・・いえ。そう言っていただけると嬉しいです♪』・・よっっ!!いつから、そんな、しおらしいキャラになったわけぇ??!いつもは人の分のパンプキン・パイまで奪って、大口開けて、頬張るくせにっ!!」

 

029

コゼット

(二人に気づかず、わざとらしく肩をすくめて、手をふって)
「フンッ!!媚びっ媚び!な態度丸見えだわっ!!あ〜、やだやだっ!!ちょっと顔が良くて、お金持ちな男ときけば、すぐに言い寄っていくんだから!これだから、見境なしな女って困るのよね〜!!」

 

030

アンジェ

(困ったように眉をひそめて)
「コゼット・・」

 

031

シリル

(笑いをこらえて、肩を震わせて)
「プ・・・ククク・・・」

 

032

コゼット

(ふんぞり返ってエラそうに腕を組んで)
「全く!あ〜ゆ〜女に限って、人が見てないところでは、だらしない格好してんのよねっっ!!ガニ股で座って、お尻掻いたり・・!」

 

033

シリル

(笑いをこらえながら、声をかけて)
「クク・・・へぇ・・どんな?」

 

034

コゼット

(ガニ股でヤンキー座りして、お尻を掻いてみせて、我に返って、ゆっくりと振り返って低い声で)
「こぉ〜んな感じにっ!!・・・って・・あれ?」

 

035

シリル

(堪えきれず、はじけるように笑い出して)
「プッ・・・アハハハハ!!!見たかい、アンジェ!!もう、最高!!」

 

036

アンジェ

(ため息まじりんにつぶやいて)
「はぁ・・コゼット・・」

 

037

コゼット

(そのまま慌てて尻餅ついて、後ずさって)
「えぁっっ!?な、な、な、なんで、こんなところにっっ!?」

 

038

アンジェ

(困ったように微笑んで、手を差し伸べて)
「ほら・・ドレスが汚れるよ・・」

 

039

コゼット

(慌てて立ち上がって、その場から去って)
「いやぁあああああ!!!」

 

040

シリル

(お腹をかかえて笑って)
「アハハハハ!!!」

 

041

アンジェ

(軽く非難するように)
「先輩・・笑いすぎです・・」

 

042

シリル

(涙を拭いながら)
「ハハハ・・・だって、今の見たかい?・・・本当、ここに来ると退屈しないな・・ハハハ・・」

 

043

アンジェ

(肩をすくめて)
「先輩ったら・・・ああ・・何だか、コゼットにはかわいそうなことしちゃったな・・・もうちょっと早く声をかけて止めてあげればよかった・・・後でコゼットの好きなマロン・フィナンシェでも届けて・・・」

 

044

シリル

(歩きながら)
「フフ・・相変わらず、王子健在だね・・いやあ、ここまで来ると、もう天性だなぁ・・」

 

045

アンジェ

(慌ててシリルの後を追いながら)
「え?何の話ですか?・・・先輩?」

 
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