S-7 タリア×ドゥエイン |
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■概要 主要人数:2人 時間: ■ジャンル ボイスドラマ、中世、ハートフル、ファンタジー ■キャスト タリア (女、23歳、ハウエル伯爵家・メイド長) ドゥエイン (男、25歳、ハウエル伯爵家・執事) |
タイトル |
時間 |
キャスト |
セリフ・ナレーション |
S-7 | |||
タリア×ドゥエイン | 001 |
タリア | (立ち止まって虚空を見つめて、クリスに話しかけるように) 「え?・・・ああ、それは違いますわ。皆様、とても大切に・・・・フフ・・・それはそうですけど・・・・ほら、書斎の肖像画だって、ホコリ一つつかないように毎日・・・」 |
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002 |
ドゥエイン | (招待客リストに目を落としながら歩いてきて、タリアの存在に気づき、最後はタリアを呼んで) 「ふむ・・・今回は珍しいゲストが多いな・・・おや?タリア、こんなところで何をして・・・タリア!」 |
タリア、ドゥエイン |
003 |
タリア | (にっこり笑って振り返って) 「ああ、ドゥエインさん。・・・何かご用でしょうか?」 |
004 |
ドゥエイン | (軽く首を振って、リストに目を落として) 「あ・・いや・・・てっきり、誰かと話をしているのかと思って・・・あなたの独り言でしたか。それなら、いいのです」 |
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TIME: | 005 |
タリア | (笑いながら、あっさりと) 「え?ああ・・・今、クリストファー様とお話をしていたんです」 |
006 |
ドゥエイン | (驚いたようにリストから顔をあげ、訝しげに辺りをキョロキョロと見回して、すぐにタリアを見て) 「ん?・・・誰もいないじゃないですか」 |
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007 |
タリア | (振り返って、高い位置をさがして) 「あら・・・本当。おかしいわね・・・さっきまで、こちらにいらしたのに・・どこへ行かれたのかしら?」 |
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008 |
ドゥエイン | (軽く咳払いをして、まじめな口調で) 「ゴホン・・そもそも、クリストファー様というのは、どなたですか?私の記憶では、本日、そのようなお名前のお客様をお迎えする予定はありませんが・・・」 |
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009 |
タリア | (楽しそうに笑って) 「フフ・・・ドゥエインさんったら・・・クリストファー様はお客様ではありませんわ」 |
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010 |
ドゥエイン | (難しい顔をして) 「お客様ではない?・・・不審者か何かですか?」 |
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011 |
タリア | (ちょっと慌てた様子で) |
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012 |
ドゥエイン | (腕を組んで口元に手をやり考え込むように) 「クリストファー・・・トーマス・・ハウエル・・・ふむ・・どこかできいたことのあるお名前だな・・・」 |
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013 |
タリア | (にっこり笑って) |
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014 |
ドゥエイン | (ちょっと考えてから思いだしたように) 「旦那様の書斎?・・・ああ!あの生意気そうな・・・!!あ、いや、ハウエル家のご先祖様の肖像画のことですか」 |
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015 |
タリア | (にっこり笑って) |
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016 |
ドゥエイン | (眉をひそめて) 「でも、その肖像画と、あなたの独り言と何の関係が・・?」 |
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017 |
タリア | (あっさりと言って、すぐに空を見つめ驚いたように首を振って) |
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018 |
ドゥエイン | (慌てて、後ろを振り返って、すぐに何もいないのを確かめ、ホッとした様子で) 「え・・っ!?・・誰もいないじゃないですか!・・・いきなり、そんな大きな声を出されたら、びっくりするでしょう・・」 |
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019 |
タリア | (困ったように笑って、後半はしかめつらでクリスを叱って) |
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020 |
ドゥエイン | (怖いものを見るように恐る恐る、) 「タ・・リア?・・・だ、大丈夫ですか・・?」 |
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021 |
タリア | (ちょっと怒ったように、颯爽と退場して) |
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022 |
ドゥエイン | (首を傾げながらタリアを見送って、ガバッと後ろを振り返って、何もないことを確認し、おどおどしながら退場して) 「何だったんだ、あれ・・?・・・・っ!?・・・いや・・・やっぱ、誰もいないよな・・・アハハ・・・。タリアも冗談きついなあ・・・クリストファー様だなんて・・・・まさか・・まさかな・・・ハハ・・・」 |
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