S-1 Con pan y vino se anda el camino |
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■概要 主要人数:2人 時間: ■ジャンル ボイスドラマ、西部開拓時代、コメディ ■キャスト ショーン (男、22歳、マクレーン家・長男、店主の息子) ベニータ (女、20歳、ジプシー、バル・デ・エスペランサ・スタッフ) |
タイトル |
時間 |
キャスト |
セリフ・ナレーション |
S-1 | (バーボンの酒瓶を肩に乗せるように登場するショーン)
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Con pan y vino se anda el camino |
001 |
ショーン | (気だるげに歩きながら大袈裟に顔をしかめ、ソファにドサリと腰を下ろし、バーボンを飲んで腕で口元を拭って) 「かぁ〜〜〜っ!・・・ったく、朝から、働きっぱなしだぜ!ま〜だ昼飯も食ってねぇっつーのに・・・『忙しいのはいいことよ!ショーン!あんたはまだ若いんだから、文句を言わず、働け!』なんて・・・クソ!母ちゃんの奴!・・・オレァ、馬車馬じゃねぇんだぞ!?ちょっとぐらいは、休ませろってんだっ!・・・ゴクゴク・・・クゥゥゥ〜〜〜っ!やっぱ、労働の後の一杯は堪んねぇなぁ〜!」 |
002 |
ベニータ
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(籠に入れたフルーツを持って登場して、すぐにショーンに気づいて) 「あら、ショーン坊ちゃん」 |
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ショーン、ベニータ |
003 |
ショーン | (ベニータに気づいてニヤリと笑って腕を上げて) 「よぉ!ベニータ!しっかり、働いてるかぁ?」 |
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004 |
ベニータ
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(呆れた様子で) 「ま〜た、こんなところでサボって・・ミラさんに見つかったら、叱られるわよ?」 |
TIME: | 005 |
ショーン | (ソファにもたれ、いたずらっぽく顔をしかめ) 「ハンッ!叱られんのは、もう慣れっこだからな。別に今更・・」 |
006 |
ベニータ
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(ちょっと意地悪く) 「昼間っから、お酒を飲んで・・随分といいご身分ですこと」 |
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007 |
ショーン | (身体をおこし、大袈裟なアクションで) 「おいおい!ちょっと待て!じゃあ、ここに来てる客はどうなんだよ!皆、昼間っから酒を飲んでるじゃねぇか!」 |
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008 |
ベニータ
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(クスリと笑って) 「フフ・・あら、皆はいいのよ。一週間、目一杯働いて、ようやくやってきた休息日だもの。そのくらいの楽しみがなくちゃ、やってられないわ」 |
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009 |
ショーン | (ニヤリと笑って親指で自分を指して) 「それなら、オレだって、きっちり働いてるぜ!」 |
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010 |
ベニータ
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(呆れた様子で) 「よく言うわ。バルの手伝いをするのは、せいぜい週3〜4日でしょう」 |
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011 |
ショーン | (軽く頭を掻いて笑いながら) 「いや、そりゃあ・・皆がこーんなに美味そうに飲んでるとこ見てたらさぁ、ついこっちまで飲みたくなっちまうだろ?」 |
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012 |
ベニータ
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(肩をすくめて素っ気なく) 「そうかしら」 |
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013 |
ショーン | (ベニータを無視して、ソファにもたれかかり、頭の後ろで手を組んで軽く顔をしかめ) 「でも毎日、飲んでると母ちゃんが煩ぇしさぁ・・・」 |
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014 |
ベニータ
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(呆れたように首を振って) 「そりゃ、ミラさんじゃなくても怒るわね」 |
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015 |
ショーン | (ベニータを無視して、酒瓶を持ち上げ笑いながら) 「だから、これでも、オレなりに気を遣ってるわけよ」 |
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016 |
ベニータ
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(軽くショーンを睨んで) 「・・・しかも、それ、店のお酒でしょう?」 |
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017 |
ショーン | (♪〜(・ε・ )口笛を吹いて、誤魔化すようにそっぽを向いて) 「ピュ〜♪いやぁ!今日も酒が美味いなぁ〜!」 |
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018 |
ベニータ
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(溜息をついて呆れたように) 「はぁ・・まったく・・」 |
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019 |
ショーン | (ベニータの様子を伺いながら遠慮がちに、途中から自慢気に笑って) 「ま、まぁ、それに何つーか・・・オレのこの迸る才能?・・ってやつを必要とする輩も多くてな。こう見えて、意外と忙しいんだぜ?」 |
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020 |
ベニータ
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(斜に構え目を細めてショーンを見て) 「迸る才能ねぇ・・」 |
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021 |
ショーン | (笑いながら) 「現に今日だって・・・」 |
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022 |
ベニータ
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(ショーンを睨んで強めの口調で) 「どうせ、スウィート・マルベリー・ファームで馬の世話でもしてたって言うんでしょう?」 |
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023 |
ショーン | (ベニータに睨まれ、ちょっと圧倒されて) 「お・・おう・・・・おうよ!」 |
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024 |
ベニータ
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(呆れたようにそっぽを向いて) 「頼まれてもいないくせに勝手にやってきて、自分の馬のように連れ出しては、そこら中、自由に乗り回してるって・・」 |
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025 |
ショーン | (目を見開き、身を乗り出して) 「お、おい・・っ!誰がそんなことをっ!」 |
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026 |
ベニータ
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(あっさりと) 「ウェンディお嬢さん」 |
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027 |
ショーン | (大仰に顔をしかめ舌打ちし、噛みしめるように一人でブツブツ言いながら) 「チッ・・!あいつ、また余計なことをベラベラと・・・っ・・!!だから、いつまでたっても嫁の貰い手がねぇんだよ・・っ!だいたい、あいつはいつもいつも、人のことを目の敵にしやがって・・・」 |
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028 |
ベニータ
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(あっさりと立ち去って) 「あたし、そろそろ行かなくちゃ。じゃあね、ショーン坊ちゃん。お酒はほどほどにね」 |
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029 |
ショーン | (慌てて手を伸ばし、立ち上がり、ちょっと焦った様子で声をかけて) 「お・・おい、ベニータ・・っ!ちょっと待てって!あいつの言ってることは全部ウソだからなーーっ!おい、ベニータ・・っ・・!」 |
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030 |
ショーン | (ドサリとソファに腰を下ろし酒を煽り、最後は誰かお客さんを捕まえて絡んで) 「ハン・・ッ!グビグビ・・っ!・・・ったく!どうりで、最近、バルの女達が冷たいと思ってたんだ!・・・クソッ!ウェンディの奴!あることないこと吹き込みやがって・・・ホント、質悪ぃったら、ありゃしねぇ!・・・お!兄さん、いいところに!ちょっと、オレの話聞いてくれよ!実はウェンディっていう幼馴染みがいてさぁ〜!これが、本当、自分勝手でワガママな女でさぁ〜!おっと、兄さん、何か飲むかい?話、長くなるから、オレが注文してきてやるよ!まあまあ、遠慮するなって・・っ!」 |
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