042 ludlow anecdote 3 Bar De Esperanza :芝居用台本005  ・・・・・・・・・・・・・・

S-5 Agua que no has de beber, dejala correr

  ■概要
主要人数:5人
時間:


■ジャンル
ボイスドラマ、西部開拓時代、コメディ

■キャスト
キース (男、18歳、スウィート・マルベリー・ファーム・農夫)
セルマ (女、24歳、
スウィート・マルベリー・ファーム・メイド長)
ショーン (男、22歳、マクレーン家・長男、店主の息子)
ジェマ (女、22歳、ジプシー、バル・デ・エスペランサ・スタッフ)
ベニータ (女、20歳、ジプシー、バル・デ・エスペランサ・スタッフ)

タイトル
時間
キャスト
セリフ・ナレーション
S-5     (アダムにビールを届けるジェマ。頭に手をあて登場するキース)

Agua que no has de beber, dejala correr

001

ジェマ (アダムにジョッキを手渡して)
「はい、お待たせ」
 

002

キース

(顔をしかめ酔いがまわってきたようにちょっとフラつきながら)
「はぁ・・・ファナの奴・・強い酒しか持ってこねぇんだもんなぁ・・しかも『一緒に飲みましょう♪』な〜んて言いながら、支払いは全部オイラだし・・・おかげで、こっちはすっからかん・・

キース、セルマ、
ショーン、ジェマ、
ベニータ

003

キース

(ふと顔をあげ、アダムに気づいて、アダムは素知らぬふりで酒を飲んでいる、最後はフラついて躓き)
「お!アダムさん、いるじゃん!おーい、アダムさ〜ん!・・・うぉっと・・・!

 

004

ジェマ (空のジョッキを片手に、フラつくキースくんの腕を掴んで)
「大丈夫、キース?」
TIME:

005

キース

(ふと顔をあげ、アダムに気づいて、アダムは素知らぬふりで酒を飲んでいる、最後はフラついて躓き)
「お、おぅ!サンキュー、ジェマ!

 

006

ジェマ (さらりと)
「アダムさんに何か用?」
 

007

キース

(少しボーッとした様子で)
「あん?あぁ・・いや・・さっき、サンディが来てさぁ・・・ちょっと手伝って欲しいことがあるから、ファームに戻ってくれって、ナンシーが・・・

 

008

ジェマ (肩をすくめ苦笑して)
「今は何を言っても無駄かもね。アダムさん、相当飲んでるし・・さっきので10杯目だもの」
 

009

キース

(ちょっと驚いて、すぐに頭を掻いて)
「もう、そんなに飲んでんのか!?・・・じゃあ、戻っても使い物になんねぇなぁ・・・」

 

010

ジェマ (軽く微笑んで)
「今日のところは、そっとしておいたら?どうせ、急ぎじゃないんでしょう?・・・ところで、何か飲む?」
 

011

キース

(こめかみあたりを掻いて)
「ん・・あぁ・・・今はとりあえずいいや」

 

012

ジェマ (軽く手をふり退場して)
「また何かあったら声をかけてちょうだい。チャオ!」
 

013

キース

(ドサリとソファに座って、両手を広げて背もたれにもたれかかり、そのまま、両手を頭の後ろで組んで軽くぼやくように、最後は舌打ちして悔しそうに)
「ふぅ・・・それにしても、飲みすぎたなぁ・・・・・・・はぁぁ・・・今頃、ウェンディはイイ馬見つけて、はしゃいでんだろうなぁ・・『ねぇ、ケネス!あっちの馬も見てみましょう!』なんて言いながら、ケネスの腕を引っ張って・・・チッ・・・クソッ!な〜んで、オイラじゃねぇんだよぉ!!ケネスより、オイラの方が馬に詳しいのにさぁっ!」

 

014

セルマ

(ゆっくりと歩いてきてキースに気づき、隣りに座って)
「あら、キース!こんなところで何してるの?」

 

015

キース

(首だけ持ち上げてセルマを見て)
「んぁ?・・おぅ・・・セルマ。・・・いや・・飲み過ぎたから、ちょっと休憩」

 

016

セルマ

(いたずらっぽく笑って)
「フフ・・・馬の買い付けに連れてってもらえなかったのが、そんなに悔しい?」

 

017

キース

(起き上がってムキになって)
「そんなんじゃねぇよ!・・・でも、オイラの方がケネスより、ずーっと馬のこと知ってんだろ?それなのにさぁ・・」

 

018

セルマ

(キースをしっかり見て笑顔で)
「だからでしょう?」

 

019

キース

(気だるそうにセルマを見て)
「え?」

 

020

ショーン

(オレンジジュース(カクテル)を持って登場して、明るく声をかけ、オレンジジュースをセルマに渡して)
「よぉ、セルマにキース!飲んでるかぁ?ほらよ、オレンジジュース!」

 

021

セルマ

(笑顔でグラスを受け取って一口飲んで)
「あら、ありがとう、ショーン坊ちゃん」

 

022

ショーン

(そのままセルマを真ん中にして、ソファに座って)
「いやぁ・・今日は朝から忙しくて参ったぜ」

 

023

キース

(ガバッと起き上がってセルマを問いただすように)
「なぁ、セルマ!どういうことだよ?」

 

024

ショーン

(キースを見てあっけらかんと、すぐにニヤリと笑って、給仕をしていたベニータに声をかけて)
「あれ?キース、おまえ、飲んでねぇじゃん!何だよ、兄弟!せっかくの休みだっつーのに、シケてんなぁ!よし!オレがオゴってやる!・・おい、ベニータ!こっちにテキーラ、ショット2杯!

 

025

キース

(慌てた様子で、セルマ越しにショーンを制止しようとして)
「いや、オイラは・・っ・・・!

 

026

ベニータ

(にっこり笑って退場して)
「バレ!(了解)ちょっと待ってて!

 

027

ショーン

(キースの肩をバンバン叩いて笑いながら、すぐに思い出したように)
「アハハ!まぁまぁ、気にすんなって!・・・それより、何話してたんだ?

 

028

キース

(思い出したように)
「そうだよ、セルマ!だからって、どういうことだよ!」

 

029

セルマ

(オレンジジュースを飲みながら、ショーン坊ちゃんを見て楽しそうに)
「フフ・・キースが馬の買い付けに自分だけ連れていってもらえなかったって落ち込んでるから・・・」

 

030

キース

(そっぽを向いて腕を組んで)
「べ・・別に落ち込んでねぇよ・・っ!・・フン・・っ!」

 

031

ショーン

(ちょっと気まずそうにそっぽを向いてこめかみあたりを指でかいて)
「あ・・あぁ・・

 

032

セルマ

(オレンジジュースを飲みながら、にっこり笑って)
「ウェンディお嬢様にしてみれば、大切な馬を置いて何日もファームを留守にしなくちゃいけないわけでしょう?もし何か起きた時にきちんと対処できる人が、ファームに残った方が安心じゃない?」

 

033

キース

(ちょっと困ったように、だんだん照れて嬉しそうに変化をつけて)
「あ・・いや・・そっかぁ・・・まいったなぁ・・ハハハ・・・何だ、そういうことなら、そうと早く言ってくれれば・・・ハハハ・・・なぁんだ・・ウェンディの奴・・・」

 

034

ベニータ

(オレンジジュースとショットグラス2つを持ってきて)
「はい、テキーラショット、お待たせ

 

035

ショーン

(ショットグラスを受け取りながら、グラスの一つはキースに渡して)
「おぉ、サンキュー!・・・ほらよ、キース!まぁ、飲め飲め!

 

036

ベニータ

(オレンジジュースのグラスを掲げ、ちょっと眉をひそめて)
「ねぇ、ショーン坊ちゃん?カウンターに置いてあった、キューバン・スクリュー、知らない?・・・誰かが、オレンジジュースと間違えて持ってっちゃったみたいで・・」

 

037

ショーン

(キョトンとして、すぐに何かに気づいたようにゆっくりとセルマを見て気まずそうに)
「あん?・・・え・・・あ・・・あぁ・・・

 

038

セルマ

(にっこり笑ったまま)
「男のくせに小さいこと言ってるんじゃないわよ。そんなんだから、いつまでたっても相手にされないのよ」

 

039

キース

(キョトンとしてセルマを見て)
「へ?」

 

040

セルマ

(にっこり笑ったまま、背もたれにもたれ)
「だいたい、『好き』の一言も伝えてないくせに、一人で勝手にやきもち焼いて・・・ハンッ!つくづく、おめでたい野郎だなぁ?」

 

041

ショーン

(引きつった笑みを浮かべながら、恐る恐るオレンジジュースを差し出して)
「セ・・セルマ・・?もしかして・・それ・・酒・・入っちゃってるかなぁ・・?こっちが、オレンジジュースなんだけどぉ・・・」

 

042

セルマ

(ショーンの胸倉を掴んで、自分のグラスを押し付け、ショーンが持っていたショットグラスを取り上げて一気に飲み干し、キースの肩に腕をのせて、途中でキースの頭をひっぱたきショットグラスを取り上げ、飲み干して口元を手の甲で拭って)
「テメェはさっきから横でガタガタ煩ぇんだよっ!黙ってな!・・おぅ、そっち、よこせ!カーーーーッ!・・・・いいか?オメェは、ただでさえ背ぇが小せぇんだから、心くらいでっかくいようぜ!な?・・・おぁ?テメェ、バカヤロウ!成長期のガキが酒なんか飲んでんじゃねぇよ!貸せっ!カーーーッ!・・・おい、ベニータ!同じもの3つ!」

 

043

ベニータ

(苦笑いで、グラスを回収してすごすごと退場して)
「バ・・・バレ・・ショーン坊ちゃん、後はよろしくぅ・・・

 

044

ショーン

(慌てて手を伸ばして)
「お、おい・・っ・・!ベニータ・・ッ・・!チッ・・・逃げやがった・・!」

 

045

セルマ

(ショーンの肩にもう片方の腕を乗せて、途中で立ち上がって、フラフラと歩き、アダムのビールを取り上げて)
「テメェもなあ、うじうじしてんじゃねぇよ!好きなんだろ?あん?本当は好きなんだろう?だったら、しっかりしろよ!・・・チッ・・どいつもこいつも!・・・・だいたい、リックだって!必ず迎えに来るとか言っときながら、全然迎えに来やしねぇじゃねぇか!・・・このあたりにゃ、口ばっかりのダメ男しかいねぇのかよ!?」

 

046

ショーン

(宥めるようにセルマを捕まえて退場しようとして)
「お、おい、セルマ!わかったから、あっちで、ゆっくり飲もうなぁ〜〜・・・?」

 
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